アップルの新型iPad Proプロモーション映像が酷く悪趣味でブーイングの嵐の様です。
楽器や彫刻からゲーム機などスマホやタブレットで実現できるようになった品々をプレス機で破砕してゆき、最後の新型iPadを登場させるというもの。破砕した楽器やゲーム機に対する敬意の破壊から、アップルの自社製品への奢った様子はみていて気分のいい者ではないでしょう。
GAFAMが過去の文化をひたすらデジタル化しマネタイズしてゆく血の通わなさは、AIによる自動生成の為のデータ剽窃と偽データの大量生成による社会破壊にもつながっているのではないでしょうか。とにかく、自分の技術の実現と自己生成のみにしか関心が無いのです。創発や共同で作り出すといってもやってることは一方的にプレスしてエキスをこしとって利益を積み重ねるだけです。
しかし、このような文化を小ばかにして踏みつけてゆく革新派の傲慢さは白人文明の傲慢さからも来ているのではないかと思ったりしています。プレス機械で過去の文化物を一括に破砕する部分に自分は西洋に支援されながらイスラエルがガザを絨毯爆撃で更地にしてゆく蛮行が重なってしまいます。
あのプロモーションは今のアップルの本性だけでなく、西洋先進国やGAFAM等IT先端技術主義の本性や暴力性のベールを思いもよらず剥がしてしまったのではないでしょうか。
